中国隔離生活 Day0 隔離施設までの道のり

紹介
ガラガラのチェックインカウンター

中国で新型コロナウィルスが猛威を振るい、春節で日本に帰国して以降中国戻れない状態でいた。だんだんと鎮静化してきたので中国に戻る事になったのだが今度は日本で蔓延している状況となり、日本から中国入国した場合は14日間 (2週間) の観察期間が設けられる状況となっていた。
観察期間の滞在場所はその行政にもよるが自宅であったり、行政指定のホテルであったりと状況により異なるが、私の場合は行政指定のホテルで14日間の観察期間を過ごす必要があった。
隔離生活である。
そのレアな隔離生活体験について記録を残しておきたいと思う。

ガラガラのチェックインカウンター

隔離生活もなかなか大変ではあるが、この様な状況下で中国へ渡航し、目的の場所へ行くのもそれはそれで一苦労である。ここではまず移動日について記載したい。

私の場合は関西国際空港(KIX)から上海浦東空港(PVG)へ移動である。昼間の移動という事でCA922(13:30)かMU516(14:10)での移動が候補となったが、下に記す通り中国入国後に多くの時間を要するとの情報を得ており少しでも早いCA922を利用して渡航する事とした。

関空について思ったのは国際便チェックインカウンターの好き具合。写真の通りガラガラである。もっとも私が乗った便のチェックインカウンターには北京行きと合わせて列ができていたがこれ程まで閑散とした空港には正直驚いた。

チェックインすべく列に並んでいる際に”疫学調査票”なる用紙を渡され、非接触式体温計を用いて眉間で体温を測定、その用紙に記入する。中国へ渡航する際には記入が必須の様だ。記入項目は以下の通り。

  • 氏名
  • 国籍
  • パスポート番号
  • フライトナンバー/日付
  • 座席番号
  • 乗り継ぎ便と座席(ある場合)
  • 連絡先番号
  • 最終目的地
  • 直近14日間に重点国家(病気が蔓延しているとされている国)を訪れているか

これらを記入してチェックイン時にパスポートと一緒にカウンターへ提出が必要。また、搭乗の際にも同様に体温を測りこの用紙に記入され回収、という流れである。”待合室”という枠もあったが待合室での検温は無かった。

この様な事を経ていよいよ搭乗。中国行きの便は成田、関空に集約されており、その2つの空港でも欠航がある為人の往来が減っているとは言え需要がやや少ないと思われる。前方に乗ったため後方の状況は分からないが搭乗率は90%程度あったのではないだろうか。2-4-2のシートで真ん中の4列シートで所々3人というのが見受けられた。

飛行機は定刻通り出発、到着もやや早いくらいと非常にスムーズ。特筆すべき事があるとすれば機内食の提供に関してだろうか。この様な状況なのでドリンクの提供は無く、ペットボトルの水のみ。食事もボックスに入った簡素なものである。 ただ、以前吉祥航空の深夜便でお菓子の詰め合わせの様な内容を経験していたのでこんなもんかと思った。今は非常時、出ないと思っていたくらいである。

機内食はボックスに入った簡素な内容

14:51 上海空港に着陸
以降、時系列に記載していく。

15:02 到着するも座っているよう指示あり
ボーディングブリッジが繋がっているかどうかは分からないが立上り、出る事は許されない。ただ、通常であれば着陸後に機内エンターテイメントが切れていると思うが引き続き使用する事が出来たので暇を潰す事は出来ると思われる。一方、イヤホンの提供はされないので言ったらもらえるのかも知れないが映画を音声付きで見たい人は自分のイヤホンを持って行った方が良い。

16:07 アナウンスがあり一同(?)降りる
前述の通り前にいたので後ろがどうなっていたかは分からない、ただ混乱は無かったようなので全員降りれたと思う。
その後空港の職員なのか検疫官なのか、取り合えず指示に従い上海税関 (?) のプログラム、健康云(健康雲)を登録。
面談を受けてパスポートと空港の中で記載した”入境健康申明卡(健康申請書)”なる用紙とパスポートに黄色シールをもらう。
健康申請書をコピーしてもらい階下へ移動。
イミグレのフロア。本来であればここまでは何もない。
階下に移動した後、健康診断書を見せ原本の方を提出。コピーは手元に残す。
通常の黄色い入境 卡 とは別の青色の入境卡をもらう。
黄色(通常)と、青色の入境卡を両方イミグレに提出し入国。
バゲージクレームへと進む。この際トランジットの人が対象となる検疫の列がごった返しており並ばなければいけないのかと思うが、突っ切って良い。
ここまで多くの時間を要しているので当然荷物は既に出てきており、受取り次第出口へ。
出口の先でも移動管理がされており出口への道も渋滞している。
なのでスーツケース等の全数検査を行われるかと思いきや、全然CTには掛けていない。ここで新しい面倒事は正直嫌だが全数CTにかけてもボトルネックにならないくらい並んでいるが客観的に気になった。

17:00くらい
出口に差し掛かった所で行先が分かれる。上海が目的地の人と、近隣の省が目的地の人だ。
私は後者なのでここからは移動先の行政の管理の元移動する事となる。まずは政府が手配したバスで上海を脱出する事となるがそのバスの列へ並ぶことになる。

18:40 待合室へ進む
それまでは待合室に入る為の列に並んでいたわけであるが、待合室へ進み、その際に通し番号が書かれた住所等を記載する紙を渡され、検温。
因みにこの様な行先、フライト情報、検温と言った申告は用紙、Web共に非常にたくさんあり、どれがどれだか分からなくなるので要注意である。エビデンスとしてもそうだが、どれがどれか分からなくなるので領事館が言うように写真、キャプチャは大切だと思う。

20:05 用紙の番号を呼ばれ、列に並ぶ
25名程度のまとまりで待合室を出るのでいよいよバスに乗れるかと思いきや引き続き列になって待つ。

21:05 駐車場入口へ移動
25名程度のグループで駐車場入口まで移動するもそこで引き続き待たされる。ここで健康申請書のコピー版を提出。中には該当の用紙が無い人もおり、その人は同じバスに乗れない事となった。ここで必要ならもっと早く言って欲しいものだが運営側もまだオペレーションが確立していないと思うと仕方がないのかもしれない。

21:30 バスに乗車

21:40 バスが違うと言われ乗り換え
サイズも同じバスであり、何が違ったのか分からないが乗り換える。混乱している。なお、バスは観光バスのサイズであり、一部を除き2人掛けを1人で使用できる。感染防止の観点から意図的に人数を減らしていると思われる。因みにここでは座席のチェックは行わなかったのでもし後日感染者が出た場合は1車両丸々濃厚接触者として観察対象になるのだろう。

21:53 バス出発
換気の為天井の窓を開けている。時間も遅い為寒いが、前情報によりその対策はして来ており問題無く過ごす。

23:15 分散地点に到着
移動する省が決めた分散地点で更に細かく行先別のバスに分かれて移動する流れとなっている。巨大な体育館の様な場所でその目的でもあるがガランとしている。

23:41 該当区行きのバスへ移動
ここからは各地区行きのバスで移動、その先で更に細分化され各マンション等へ送り届けられるが私の場合は集中観察という事でこのまま目的地のホテルへ行く。
乗車はするもこの後同じバスに乗る人が来るからとバスの中で待つ。

0:15 該当地区行きのバス出発

1:23 集中観察地点である滞在先ホテルへ到着
滞在中の説明を受け、隔離生活基本セットを受け取る。中身は次の通り。

  • マスク
  • 体温計(毎日2回体温測定、連絡が求められる)
  • 手洗い用洗濯洗剤(入所中は各自で洗濯が必要)
  • ゴミ袋1ロール(ゴミはこの袋に入れ、消毒液を吹きかけた後に回収依頼)
  • カップラーメン1つ(夜食用か、人によって種類が異なる)
  • ぬいぐるみ(謎)

1:47 部屋に入る

ドアツードアで17.5時間、長い一日であった。
翌日より14日間の隔離生活がスタートする。

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