『ちびくろ・さんぼ』復刊!!

差別批判で絶版、「ちびくろ・さんぼ」復刊へ…瑞雲舎(リンク切れ)
絵本の「ちびくろ・さんぼ」が復刊するそうです.
これは良い事だとおもいます.
というのも以前,これが絶版になったという話を聞いたとき納得がいかなかったからです.
この本を批判する側の言い分は「黒人差別を助長する」との事ですが
私はそうは思いません.
この本は私も子どもの頃読んだ記憶があり,内容はリンク先にもあるように
ジャングルでトラに脅された黒人の子供が、機転を利かせて危機を切り抜ける物語
というものです.
「トラがバターになんかなれねーyo!!」などと思いながらも,人間がトラに勝利したという痛快さを感じたと記憶があります.
すくなくとも黒人に対する差別感情など一切ありませんでした.
もっとも読んだ頃は差別なんて意識してない年齢でしたからね.
あと,「黒人差別を助長する」と聞いて気になったことが一つ…
日本人って黒人に対する差別感情って持ってないと思うんですが,どうでしょうか?
少なくとも私はないです.
アメリカでは奴隷として扱われていた時代があったので,そういう感情があるかもしれませんが
日本は昔,鎖国をしてたくらいですから黒人の人たちと関わりすら持ってないと思うんです.
黒人に対してなんとも思っていないのに,「黒人差別を助長する」という理由から
この絵本が絶版になることの方がよっぽど差別意識を助長している気がしてなりません.
意識しすぎじゃないかと思うんです.
ただ”さんぼ”という表現が差別表現らしく,そこに関してはこの表現を聞くのも不愉快と感じるかもしれないので,
ここは考慮すべきところではあるかもしれません.
『ちびくろ・さんぼ』が絶版だったので『チビクロさんぽ』(フォントが潰れてるかもしれませんが”BO”ではなくて”PO”)
という本が出たようですが中途半端に似せた名前で出すのもどうかと思いました.
“さんぼ”という呼び名を意識しての改名なら,変に似せず全く別の題名を付けるべきだと思います.
そうすると知名度がなくて本が売れなくなってしまうからなのかもしれませんが…
最後に余談ですがリンク先の記事にある岩波版で収録された二話のうち
って所なんですけど,
トラがバターになる話以外の,もう一話の方ってどんな話なんですかね?
知ってる方います?

コメント

タイトルとURLをコピーしました