今度は空飛ぶ目覚し時計

以前音を出しながら走り去って行く目覚まし時計,クロッキーを取り上げたが,
今度の目覚し時計は飛ぶらしい.
空飛ぶ目覚まし時計| Engadget Japanese

朝なかなか起きられない人は,そもそも目覚し時計なんかで起きる事が難しい.
気が付いたときには既に誰かが目覚ましを止めてしまっているからだ.
しかし,起こしてくれる人がいなければ何とか起きなければならず,
かすかな希望を抱きつつ就寝前に目覚ましをセットする.
そして,その僅かな希望の光を少しでも強いものにしようと思案し,こんな事を考える.

目覚ましが役に立たないのは寝ぼけたまま目覚し時計を止めるからだ.
寝ぼけているから,止めた後に二度寝へと突入するのである.

ならば,寝ぼけていない状態で目覚ましを止められれば,二度寝は回避できる.

すなわち,目覚ましを止める時に覚醒していればいい.

この考えから,目覚し時計を寝床から距離のあるところに設置し,
布団から出て目覚ましを止めるまでに目を覚まさせればいいことになる.
逆に言うと,それくらいの距離をおいたところに目覚ましをセットすればよい事になる.
そして,日に日に目覚し時計は遠くに置かれ,
それ故,アラーム音に気づかない日を経て,アラーム音が増大し,
やがて部屋の隅で毎朝大音量の目覚し時計が鳴り響く事になる.
これは私だけだろうか?
ともかくクロッキー然り,今回の空飛ぶ時計(“blowfly”?)然り,

アラームを止めさせる前に覚醒させる

というコンセプトは一致している.
クロッキーは自ら走り回るので,前述の話の様に,予め部屋の隅に時計を置いておく必要がなくなると言う点で既存の目覚し時計より優れている.
また,空飛ぶ目覚し時計も自ら移動するため,同様の利点がある.
さらに,説明によれば

人間はハエや蚊のような音を聞くと本能的に警戒心がはたらきアドレナリンが分泌されるためすぐに覚醒できる

と,覚醒を早める作用もあるらしい.
実用化するには部屋の中を勝手気ままに飛ばれ,めちゃくちゃにしないためにセンサー等も必要かもしれない.
記事にもある通り,コンセプトなので,その辺り突っ込むところは色々ありそうだが,
朝起きるのが苦手な私としては使ってみたくなる目覚し時計だ.
少なくともクロッキーよりは役に立ちそうだし….
暇なときに部屋の中を飛ばしてボーと観賞するのもいいかも知れない.
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