名古屋にて味噌煮込みうどんを食す

以前のエントリーで書いたとおり,
先日滋賀へ出かけ,その道中名古屋へ寄った.
帰りもムーンライトながらを利用したため,
滋賀での用事が済んだ後時間が随分とできる.
そこで,朝と同様に名古屋で時間を消化する事にし,
夕食に名古屋名物である味噌煮込みうどんを食べる事にした.

モーニングの店を探すときと同様に,駅から近いという条件で事前にお店を探し,
駅ビルに入っている山本屋総本家(タワーズ店)で食べる事にした.
東京に出店しているがそれはこの際置いておく事にする.
食べたのは親子煮込みうどんという品.

味噌煮込みうどん味噌煮込みうどん 開
ぐつぐつとしている,また七味入れが個性的ふたを取った所


ぐつぐつと煮立った状態で運ばれてこられる.
取り皿にもするというふたを取ると,話には聞いていた太い麺と濃い色をしたスープが眼に入る.
「親子なのに卵がないっ!! 名古屋人じゃないから?」
という被害妄想に陥ったもののやがて下の方で発見された.
感想を言うと,
まず麺は硬い.硬いと聞いていたがやっぱり硬かった.
コシというか,ぼそぼそしてるという印象を受けた.
決して粉っぽい訳ではないのだが,太さ故に中まで味と共に水分がが染みてない所為かも知れない.
で,スープはやはり濃い.
見た目の通り濃かった.
どうもご飯と一緒に食べたりするらしいのだが,
そんな知識も胃のキャパシティーも無かったので試せてはいない.
確かにご飯と一緒に食べるには合うかも知れないが,うどん単品では私には濃かった.
濃くて前述の様にうどんの中まで味が行き渡っていないので,
食べると味にムラが出てしまう.
スープの絡んでいる麺の表面は凄い味が濃いんだけど,
麺を噛み切ったなかは麺の味しかない.
全体がなじんでいないという感じで私にはいまいちだった.
具に関したは特に無いが,卵について一つ.
運ばれてきたときに見失っていた卵.
即時に探し出せば難を逃れたのかもしれないが,
その内見つかるだろうと悠長に食べていたら,出てきた卵は結構硬くなっていた.
極めて個人的な意見だが,私はうどんに卵を入れるときは半熟が好みである.
その為,この半熟から随分と熱を加えられてしまった卵は魅力に欠けた.
この原因が,調理に寄るものか,運ばれてからしばらくうどんの下で熱せられていたかは定かではない.
ただ,この事に対してもう一つの考えもある.
半熟だったら良かったのかという考え.
通常のうどんならば半熟の卵を溶かす訳だが,この味噌煮込みうどんに卵を溶かす気にはならない.
多少マイルドになるかもしれないが,卵一つでどうこうなる濃さではないと思うし,
この濃いスープを全部は飲まないからだ.
地元の人は味噌煮込みうどんをどのように食すのか知らないが,
私はこのスープを全てのみ干す事に抵抗を感じる.
実際試みたが,あまりに多くのスープが残っており,すぐに諦めた.
つまり,私は飲み残してしまうスープに卵を溶かす事に抵抗がある.
卵がもったいないという考えからだ.
かくして,私にとって味噌煮込みうどんの中の卵は硬くなっていようと,半熟であろうと
何れの状態においても卵を絡めマイルドになったうどんを食べる理想の”うどんwith卵”は実現されない事が分かった.
ながながと書いてきたが,まとめると
なんと言うか,まぁ…
味噌煮込みうどんは私の好みじゃないようだ.

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