100円ショップの店内をうろうろしていたらこんなものを発見した.
急須口キャップ.
そう,急須の先っちょについていて,茶渋で汚れがちなあれの交換品だ.
汚れたものを新しいものに交換するというのは当然の発想だが,一つ疑問がある.
そもそもあの急須口は要らないものではなかったか?
急須の口についているプラスチックは輸送時に口が欠けるのを防ぐために付けられていると聞いた事がある.
なので,急須を購入し,実際に使う際には外すものなのだ.
しかしその事を知らない人はあれは付けて使うものだと思い,そのまま使用する.
やがて汚れ交換したいと考えるようになる.
今回私がお店で発見した交換用急須口キャップだが,これを必要とする人は誤った使用方法をしている事になる.
ご使用によるニーズに対応した商品.
本来不用であるにも関わらず,使い方を間違う事によって必要となる商品.
多くの人が必要とすれば,それが本来の使い方でなくても商品となる.
この商品を作る側の考えは
・自らも急須口キャップを取り付けたまま使用しているため必要性を感じている
・不要なものだと分かっているが,売れるので売る
・不要なものだと分かっているが,売れるので売る
どちらなのだろうか.
なんか,急須口キャップを見ただけで色々と考えてしまった.
冒頭で述べた,急須口キャップ不要説は伝聞なので正しくないかもしれません.
また,キャップは輸送時の保護材と知った上で,使用中の口の欠けを防ぐ目的で意図的に使用している人もいるかもしれません.
そういった可能性もあるということを最後に断っておきます.
コメント
この記事を読んで、靴下の金具が思い浮かびました。
“要らない物”として思い浮かんだと言う事でしょうか.
商品がばらけない為に少しは必要なんじゃないかと言うのが私の意見です.
ただ,多くの箇所を留めすぎな感はいなめませんね.w