良い事ばかりではないゲーム機の高性能化

次世代ゲーム機の登場に不安を募らせる開発者たち|CNET Japan
私なりの意見を含めつつ要点をまとめると,

ゲーム機の高性能化は表現能力を高めるが,その能力を十分に発揮するソフトの開発には多くの費用がかかるため
大手企業しか開発ができない状況を来たし,資金力のない小さな企業は最新ゲーム機のソフトを開発できなくなる.
結果としてゲームソフトのジャンル,数は少なくなり,業界全体が衰弱する恐れがある.

と言った所だ.
Play Station2の発売あたりだったか,以前に似たような話をTVで聞いた覚えがある.
上の内容と重複するが,旧世代のゲームソフトを作っていた会社が次世代のゲーム機の性能を発揮するソフトを開発する体力がないと言ったないようだった.
ファミコンには”クソゲー”と呼ばれるしょーもないソフトが数多く見られる.
総ソフト数が多いこともその要因ではあるが,本来ゲームを作る企業でないところや,
割と小規模の企業でもソフトが開発できたことにより,さまざまな試みがされた結果ではないかと思う.
そして,その理由は開発費がそれほど多くかからなかったからではないかと考える.
一昔前のゲーム機はキャラクターもドットで描かれ,音もいかにも電子音と言ったものであったが,
高性能ゲーム機は,きれいな画質や重厚な音質などを売りにし,その画質や音質を表現すべくソフトが開発されるが,
相応の画質や音質を作るには費用がかかってしまうわけだ.
実験的な開発されたソフトが人気を得,新しいジャンルを作って来たが,
1ソフトの開発費が高くなれば実験的な試みが積極的に行われなくなる,なんて事も記事には書いてある.
一方,このゲーム機の高性能化に伴ったデメリットに対しての意見もあるようだ.

Microsoftは開発作業の効率化を図る目的で、標準化されたツールを複数公開してきた。またオープンソースのツールやゲームエンジンのおかげで、独立系開発者の作業負荷は軽減されている。

にわかには信じがたいがドット絵を描く感覚で高画質のCG画を描くことができるのなら開発側の負担は小さくなるだろう.
信じられない要因を考えたときに,たとえ負担が小さくなったとは言え,
以前に比べたら開発費用は多くなってるのではないだろうか?
という疑問が残っているからだと思う.
差が小さいとはいえ開発費が高くなればその分だけ開発企業が減るのは確かだろう.
また,テンプレート化される事によって作業が軽減されるのはよいが,出来上がった作品が画一化してしまうのではという不安が残る.
このような観点から私はゲーム機の高性能化による負の局面は取り除けないのではないか,という結論に至る.

コメント

  1. ゲームのハリウッド化?良いんじゃない、歓迎!

     何が悪いのかな? 私は大歓迎。高い開発コストの更なる増加を懸念、開発チームが。…

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