中国への再入国:航空券について

紹介

ビザ再取得の経緯という投稿で現在の中国渡航の難しさについて2つあると書いたが、今回はその2つ目である航空券取得の難しさについて記載したいと思う。

現在中国への渡航は難しく、要因の一つはビザ、もう一つは航空券である。
現在中国は”五个一”(5つの1)政策として中国便に対して次の様な制約を設けている。

  • 一航空会社
  • 一か国
  • 一路線
  • 一週間
  • 一便

例えばJALで言うと、JALという一航空会社が日本という一か国に対しては成田-大連の一路線のみで、それが一週間に一本という状況です。
ですので供給が非常に少なく中国行きのチケットは非常に希少になっているのが現状です。

供給も少ないが、中国に行く人も少ないのではないか?
需要も少ないからバランスしているのではないか?と思うかもしれませんが、需要はまだまだ多くあります。

これは私も渡航前には知らなかったのですがどうも世界中の中国人が帰国の為に日本を経由している事例が多々ある様です。

ですので私が乗った便も9割近くが中国人。チェックイン時はこんなに帰れない中国人が日本にいたのかと思ったのですが、到着後バゲージクレームでスーツケースのタグを見るとICN-NRT-PVGと成田を経由しているらしいスーツケースを多々見かけたのである。中にはサンフランシスコから来ていると思われる方も見られました。

そんな訳で日本初の中国行きの便は争奪戦となっており、ライバルは中国へ戻ろうとする日系企業の赴任者や中国人留学生ではなく、世界中の中国人と言えます。

先のビザ入手と絡んで話すと、ビザが取れてから航空券を押さえようとするとビザが失効しなけないので先に押さえておく必要があります。一方で、航空券を押さえたからと言ってビザがそれまでに下りないとフライトを変更せざるを得ず、結局並びなおしで渡航が遅れるという事態になります。

この様にビザと航空券の問題は絡み合い、渡航の難しさを増しています。
自分のケースでは航空券を事前に押さえて置いた事が功を奏し、またビザ発行が間に合ったという形となり運が良かったと改めて感じずにはいられません。

現在航空券は正規価格しか購入できないと思いますが、それ故にキャンセル料は少なからず発生するものの、日程変更は無料で出来ると思います。
航空券の種類や空席状況、ビザ取得の確実性等からその時々での判断が必要となり難しいと思いますが、中国への渡航を希望されている方が無事渡航できることを願っています。

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