R25 No.96にニュースでよく耳にする,政府首脳などの
曖昧な表現は結局の所,誰を挿しているのか?について掛かれていた.
ちょっと前の記事になるが,記憶にとどめておきたい事もあり,
覚え書きという要素も含みつつエントリー.
記事に拠れば,各婉曲表現とその表現が指す実際の人物は下表の通りである.
婉曲表現 | 実際に指す人物 |
政府首脳 | 官房長官 |
与党首脳 | 与党党首 |
与党幹部 | 幹事長,総務会長,政調会長など |
政府筋 | 内閣官房副長官(3人,役割で判断) |
政府高官 | 各省庁の局長クラス |
○○省筋 | 各省庁の局長以下 |
○○省首脳 | 各省庁の大臣,副大臣,政務官,事務次官(事務方トップ) |
○○党幹部 | 大臣経験があるベテラン議員 |
消息筋 | その道に詳しい人 |
国名+消息筋 | その国の在日大使であることが多い |
しかし,記事の中で正体を探る下りで,問い合わせた先の新聞社はその正体を明かせないと言っていた.
分かる人にとっては結局誰だか分かっているのに名言はできないと言う事だろう.
分かる人には誰だか分かっていると言う事は,この人物の対応は社会常識なのかと思ったが,
皆が皆,その正体を知っていたら婉曲表現が意味をなさない.
新聞社は正体を明言しないし,未だにこういった表現が用いられていると言う事は,
このような表現が意味する所を知らない人が大勢いると言う事になる.
常識か薀蓄か分からないが,知っておくに越した事はないので,これを機に覚えようと思う.
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