サイクロコンピュータ,サイクルメーターなど呼び名は異なるかもしれないが,
要は自転車用のスピードメーターである.
今の自転車に乗り始めた当所から使っていたメーターは去年なくしてしまったので,
それからはスピードメーターなしでやってきたのだが,今回の乗鞍ヒルクライムにあたって必要になったのである.
スピードメーターの本体にあたる部分は取り外しが可能で,それ故盗まれやすいと聞いていたので私はいつも駐車中は取り外していたのだが,その時は胸ポケットに入れていたために落としてしまったらしい.
メーターに記憶されている2000kmという積算総距離を失ってしまったのはメーター自体を無くした事と共に非常に痛かった.
なくしても暫くは見つかるのを待ちたかった事と,以前ほど長距離を走る予定がなかった為,
それからはメーター無しで過ごしていた.
それに実際になくても何とかなっていた.
しかし今回のたびには欠かせないものである.
以前チェーンを変えた時に記したように,畳平からの下りでスピードを出しまくる計画を練っていた.
自己最高速度を更新するためである.
そしてその速度を記録するためにメーターが必要になるという流れである.
こんなことを書いているとスピードメーターはただの自己満足の為の装置であるように聞こえるかもしれない.
実際にチャリダーでない友人にそういわれたこともある.
しかしサイクロコンピュータと言われるだけあって,
現在の速度を表示するだけでなく走行距離や平均速度なども表示する.
長距離ツーリングやそうでなくても,特に地図を頼りにする始めての土地を走る場合はこの走行距離表示が非常に頼りになる.
目標物を見落とした場合も,メーターによって明らかに予定よりも長い距離を走っていると知ることができ,
目標物を見落としていた事に気づく事ができるのである.
走行速度の低下は疲労,ハンガーノック,ブレーキの片効きなどの早期発見に役立つ.
そして最高速度の表示はスピード狂にはたまらない.(笑
かくして乗鞍ヒルクライムにあたって,メーターを購入する事になったわけだ.
候補とその特徴は以下のとおりである.(すべてCAT EYE)
・CC-MC100W(マイクロワイヤレス) CC-FR7CLの後継機種でワイヤレス,バックライト機能が特徴.
バックライト付なので夜間の走行時も表示を見るのが容易.しかし今後夜間に走る機会がそれほどあるか疑問.
・CC-FR7CL(コードレス7) CC-MC100Wの前のワイヤレス.全4色.
以前使っていたメーターなのでセンサーの取替えが不要.しかし在庫僅少の為気に入った色が見つからない.
・CC-CD200N(アストラーレ8) 有線.他にはないペダル回転数を表示するケイデンス機能が特徴.
有線であるがケイデンス機能のためコードレスタイプとさほど値段に差がない.しかしケイデンス機能は魅力的.
・CC-ED300(エンデューロ8) 有線.MTBに最適と銘打っており,ケーブルが太く丈夫.
有線であり取り付けが面倒.ケーブルの太さが売りだが基本的に悪路を走行しない私には魅力に欠ける.
・CC-MT400(マイティ8) 有線.特に特徴なし.なので安い.
有線であり,特徴も特にないので安い.安さは魅力だが機能的に惹かれない.
(個人的な印象なのであくまでも参考程度にして下さい.)
散々迷った結果,結局CC-CD200Nを4725円で購入.
通販ではもっと安いところがあったのですが,出発が迫っていたため通販だと配達が間に合わなさそうで,やむなく実店舗で購入する事に….
購入の決め手はやはりケイデンス機能.
以下CC-CD200Nのレビュー
有線なのでコードレスに比べ取り付けは面倒.
取り付けというか,わずらわしいのは配線で,適切な長さにするのに苦労した.
しかもメーターは速度だけでなくペダル回転数も表示させるためにセンサーが2つあり,
コードの長さを決めるのを難しくしていた.
2つのセンサーコードは途中までセットになっており,短いペダル回転数用のセンサー付近で2つに裂けている.
さらに速度計測用のセンサーは2手に分かれた後,後輪部分へ配置する.
・コードが途中までセットになっているためそれぞれの取り付け位置が互いに影響を及ぼしやすい.
・他のメーターと異なり後輪で速度を計測する.その為センサーコードが長く不安定.取り付けに手間取る.
コードに対しての印象はこんなところです.
また,クッション材のゴムがうまく合わずメーターの取り付け台の設置にも手間取った.
総じて使い心地は良いですが,不満はOdo→Mx→Av→Dst→Tm→Cdc(Spd)の表示切替をした際に各々が表示される場所が順番でないことでしょうか.
連続して表示を切り替えるときに機能表示が下に行った後いきなり右上に飛んだりするのが個人的に気になりました.
まぁ,機能的には一切問題ないことです.
ケイデンス機能ですが,私にとっては役に立ちました.
どうもペダルの回転数は一定にするのが疲れにくくていいようで,
自分にとって快適な回転数を探し,それを目安にシフトチェンジをしたりしました.
また,上り坂ではついつい重いギアのまま頑張ってしまうのですが,
回転数がここまで下がったらシフトダウンするという基準を作ることもでき,
無理に重いギアで漕ぎ,結果としてバテると言った事も防げます.
比較できないので実際に防げたのかは分かりませんが,走行において大いに目安になりました.
メーターに求める機能は人それぞれですが,ケイデンスに魅力を感じているにはいい商品だと思います.
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[乗鞍ヒルクライムの準備]
コメント
自転車好きを増加させる作戦
サイクルコンピューターと言えば、私もふだんは意識せずに使っています。でもよく考えると、自転車を楽しくする基本的なアイテムですね。今まで、ただの足代わりだったけど…
SHWINNのMTB乗りですー。
うん十年ぶりの自転車購入で舞い上がり
あれこれ買ったパーツのなかでダントツに
「付けてよかったー」
と思ったのがサイクルコンピュータでした。
(私が購入したのはエンデューロ8)
ただ、ようやく総走行距離が100kmを超えたあたりから
「ケイデンスの計測も出来たら…」と思い始めています。
今度の日曜あたり晴れてくれたら久しぶりに遠出(逃避?)したいなぁ。
ではでは。
(うぁ、昼休み過ぎてしまったー)
こちらにもコメントありがとうございます.
syuzさんは自転車乗りだったんですね.
サイクロコンピュータは持ってなければそんなに必要とは思わないものかもしれませんが,一度使ってみると手放せなくなりますね.
今何km/hでてる,何km走った,下り坂での最高速度が何km/hだったなどなど…