スカイプ、日本の通信市場に本格参入–フュージョンと提携|CNET Japan
MYCOMの記事の方が図が入っていて分かりやすいかもしれない.
フュージョンとSkypeが提携、050番号をSkypeで利用可能に|MYCOM PC WEB
Skype(日本語)をざっと説明すると,パソコン同士でのIP電話ソフトだ.
インターネットを介して通話をするので電話代はかからない.
しかし,パソコン同士でないと使えない.
そこで固定電話とのやり取りを可能にしたのがSkypeOutとSkypeInで,
SkypeOutはSkype→固定電話,SkypeInは固定電話→Skypeの通話をそれぞれ可能にしている.
今回の話は固定電話からある電話番号へ掛けることが出来るようになるといことなのでSkypeInのような事を可能にするものだと認識している.
違うところはSkypeInがSkypeから番号を提供されるのに対して,
「Fusion IP-Phone」との組み合わせは,「Fusion IP-Phone」の番号とSkypeのIDを結びつけている.
(新たに加入するにしても)既にある「Fusion IP-Phone」の番号である050からSkypeへ転送すると言った具合だ.
ちょっと調べてみたところ現在SkypeInで取得できる電話番号は
アメリカの州・および市の一部
フランスの0870
UK、ロンドンの0207
香港
スエーデンのストックホルム08
ヘルシンキ09
フランス
デンマーク
(6月7日現在,Skype解説サイトによる)
であり,日本の電話番号がない.
すなわち日本からSkypeInを利用している人に電話をかけると国際電話になってしまうというわけだ.
それが今回の提携で国内電話である050番をとる事が出来るようになった.
しかしSkypeが他の国でもこのように現地の電話会社と契約をしているのだろうか?
前述のように,これはSkypeInと同様の機能であるが,既にある番号を用いるという点で若干異なる.
ある050番を振られたIP電話に向けて発信がなされたとき,まずIP電話(物としては固定電話)へ繋がろうとするが,
Skypeがオンラインの状態ならばそちらの方へ繋がるといった仕組みのようだ.
この仕組みが生かされるのは,記事にあるような状況だろう.
例えば出張先のホテルや公衆無線LANスポットなどでも会社あてにかかってきた電話を受けたり、会社の番号で電話がかけられるようになる。
マイクやヘッドセットがどれくらいいいものを使っているかにもよるが,
出張先から自分当ての電話を取らないといけないような場合でなければ一般の電話の方が話しやすいと思う.
「Fusion IP-Phone」というサービスは主に法人向けとはしているの物個人でも入れそうなので,
個人でこのSkypeとの提携によるサービスを受ける事は可能のようだが,あまり利点はないと思う.
個人ならば携帯電話でも十分だろうし,オンラインでなければSkype経由で繋がらないが
常にオンラインでいるかどうか疑問が残る.
もっともSkypeInの代わりとして割り切ってしまえばありかもしれない.
値段も月額380円とあまり変わらなさそう(※)だし,
(※ 1ユーロ130円で12ヶ月契約:34.5*130/12≒374)
ボイスメールの変わりに本来の050番のIP電話にかかってくると考えればあいそうだ.
IP電話が留守番機能を持っていれば同じになるんじゃないか?
う~ん,始めは法人だけの話で個人にはあまり関係ないかと思ったけど,
考え方,使い方によっては個人にも大いに関係する事なのかもしれない.
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