攻殼機動隊の世界がやってくる?

攻殻機動隊でたびたび出てくるIRシステムと呼ばれるようなものが導入されつつあるそうです.
テロ対策、改札口で顔撮影 東京の地下鉄で導入実験|asahi.com
(Slashdot経由)

仕組みは駅の改札に設置したカメラで通過する客を撮影.
不審者の顔写真データベースと照合し,合致した場合は警報を鳴らして警備員を呼ぶというものらしい.
攻殻機動隊の場合は防犯カメラに取り溜めたデータを後で参照するような用い方で登場しているが,
この実験導入されるシステムはリアルタイムで判別を行う.
つまり不信人物の発見が目的ではなく確保が目的となっているという事だろう.
仮に発見したとして確保する警備員が常にそんなにいるのか疑問が残ったり,
Slashdotの掲示板で話されているようにプライバシーなどについての問題もある.
良いか悪いかはさておき,凄いことができる世の中になったのだと感じる記事だ.
攻殻機動隊ネタをもう一つ.
タチコマ(フチコマ)のような他脚式戦車が現実のものになるかもしれない.
車輪+多足のハイブリッド軍用ロボ|Engadget Japanese

通常は「車輪」で、不整地では「足」で歩くロボットが開発されている。

と説明があるが,写真を見てもいまいちどういった動きをするのかよく分からない.
“足”はいいとして,”車輪”があるようには見えない.

円を分割したようなシンプルな足を状況によって固定して車輪

とあるから,本体を囲う形で円になり転がるという事だろうか?
それを”車輪”と呼ぶのか少々疑問が残る.
見出しで期待したが,プロトタイプではタチコマなどとは似つかないものである.
一体どんな全地形用ロボットになるのか興味があるが,
軍用ではなく車椅子などの平和的な使用法で広まっていって欲しいものである.

コメント

  1. タム より:

    「攻殻機動隊」を知らないのですが、国土交通省が公表している実験に関しては、昨日(18日)もWBSで報道されていました。プライバシーの問題も取り上げられていました。
    イギリスの地下鉄や二階建てバスでの同時爆破事件で、ロンドン警視庁が捜査の参考としてつかったカメラ映像などは、いかにロンドン市内にカメラが多く配置されているかを物語っていましたね。首都である以上当然の安全対策(治安)といえるでしょう。

  2. earther より:

    この技術が取り上げられていたのですか?その日のWBSは見てないです.
    サイトへ行ったのですが,そのニュースに関しては残っていませんでした.
    どんな紹介のされ方だったのか見てみたかったのですが,残念です.
    探す過程でこんな技術の記事がありました.
    movie中でも言われていますが,この技術をあわせることで相乗効果がありそうですね.
    カメラの設置による効果は大きいと思いますが,いたるところにカメラがある世の中になってしまうのは残念ですね.

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