以前うるう年とうるう秒で取り上げたように,来年の1月1日に「うるう秒」が採用され,通常よりも1秒長くなる.
さてこの午前8時59分59秒の後に追加される午前8時59分60秒,お馴染みのNTT時報案内ではどうなるのかという疑問があるが,
その疑問に対する答えが今週のR25に載っていた.
4年に1度ではありません「うるう秒」ってなに!?|R25
幻の59分60秒のアナウンスが聞けるのかと思いきや,結論を言うと聞けない.
では,どのように調整を行うのかというと,
100秒前(8時58分20秒)から、100分の1秒ずつ時間を遅らせて、9時ピッタリに調整します
との事.
そんな方法があるとは….
こんな方法で誤魔化してしまうのも驚きだが,そのときだけ100分の1秒ずらすなんてことが簡単にできてしまうのも驚きだ.
探してみたらこんな資料が見つかった.
別添資料|NTT東日本
どうも今までずっとこのやり方で誤魔化して来たらしい.w
この資料を見た所,時報案内は情報通信研究機構(NICT)と同期を取っているようなので,
もしかしたらNTTの時報だけでなくNICTのデータを元にしているサービスはどれも
100秒前から100分の1秒ずらしているのかもしれない.
身近な所では電波時計なんかもそうだろう.
思慮gのトップページにリンクがあるJST ClockもNICTのサービスの一つなので同様にずらされるかもしれない.
来年の元日は1秒長いという表現は良く聞くが,
(100秒前から)今の1秒はいつもより100分の1秒長いと考えるのもいいかも知れない.
どちらにしても日常生活への影響は皆無なのだろうけど….
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コメント
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