以前,落雷による停電が起きたとき,その近くに住んでいた人の話.
その時,その人はPCを使っていたのだが,停電によって突如PCの電源は落ち強制シャットダウン.
PCを使った事がある人ならいきなり電源を切ってはいけないと知っていると思うが,
まさにそれと同じ状態になったわけだ.
しかし,PCがウンともスンとも言わなくなってしまい,やむなくプラグ抜いた事や,
足でプラグを抜いてしまった事はあるかもしれない.
私も数回あるが,幸い今のところそれが直接PCにダメージを与えた事はない.
個人的には,「いきなりプラグを抜く行為」はやってはいけないが,やってしまっても何とかなる.という認識だ.
だが,その人の場合は無事ではなかった.
運悪く停電のタイミングが悪かったのか,実際の原因は分からないが,
その人曰く,雷にやられたそうだ.
落雷によって一気に電流が流れてきた時,ブレーカーが落ちるが,電流が電気製品にたどり着くのはブレーカーが落ちるよりも早い.
そして,その異常電圧によって電気製品の回路がやられてしまい使えなくなったらしい.
そんな経験から,その人は
高いので無停電電源装置(UPS)は買う事はないけど,
雷ガードは(安いんだから)買っておけばよかった.
と言っていた.
今考えると,停電と雷では一口にPCが壊れるといっても,
HDDのデータが破損するのと,回路が壊れるので違う事かもしれない.
ともかく,その話を聞いた私は安いし,長く使えるなら保険と思って,と雷ガードを購入し,現在も使いつづけている.
私が使っているのはスーパーとか書いてなかったのでリンクにあるやつよりもグレードが低いものだと思う.
何が違うのかは分からないが普通ので十分だと思う(無責任).
なんせ安いし.たしか700円くらい.
そんな訳で遠くで雷がなっていても雷ガードを信用(過信)して気ままにPCを使いつづけていたりしていたのだが,どうもそれでは不十分らしい.
ITmediaにこんな記事が載っていた.
“落ちる”のはOSだけじゃない──ネットワーク時代に増大する雷リスク
社会のIT化・ネットワーク化が進むにつれ、雷による異常電圧「雷サージ」の侵入経路が増え、被害は複雑で深刻になっている。
つまり,
電気あるところに雷サージの危険あり.
という事のようだ.
自分のPCを考えると,電源の他にLANケーブルが繋がっている.
こんなものがあるのできっと雷サージはLANケーブルも伝わってくるのでしょう.
でもこっち(雷ガード内臓スプリッタ)の方が入り口で防いでくれるので電話機もモデム以下PCまで守ってくれそう.
待てよ.他のPCに電源から侵入した雷サージがLANケーブルやハブを伝わって自分のPCに来る事もあるのか?
すると全てのPCにLAN用の保護を施さないといけないのか?
だとしたらこれはかなりめんどくさい.
サーバー屋をやっているわけでもない一般家庭でこんな厳重にやりたくない.
私の勝手なイメージでは雷サージの侵入は電圧の違いからLAN経由の方はコンセント経由よりも確立が低い気がする.
だったらLANの方はいいかなぁ,なんて考えてしまう.
めったに起きないLAN経由の雷サージ侵入なら,起きたときは諦めよう.
あとPCに関して言うと,キャプチャーを載せている人はTVアンテナからの進入が考えられる.
それを防ぐものもあるらしい.
サージ保護装置:同軸回線用
記事では片方だけ対策してても意味ないよと言っているが,
いろいろありすぎると全てに対応する気になれない.
私はないが,TVアンテナなんかは雷がなったら,抜くという対応でいいや,と考えてしまう.
要は,手間とか費用とか,壊れたときの被害を考えてそれぞれ対応を取ればいいのではないのでしょうか.
私はコンセントにだけ雷ガードを取り付けておくのでいいや.
LANからの雷サージは来ない事を祈りつつ,気合で防ごう.
関連リンク
雷害リスク低減コンソーシアム
雷の基礎知識|サンワサプライ
SANWA SUPPLY TAP-SP4 スーパー雷ガード by G-Tools |
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