以前Blu-ray Disk VS HD DVDというエントリーを書き,
どんな形で統一されるのかと,あれこれ考えましたが,結局のところ統一交渉は決裂したそうです.
次世代DVD規格統一の交渉が決裂–「VHS対ベータ戦争」の再来か|CNET Japan
次世代DVD統一規格は断念か?|ITmedia
交渉をしている間も,お互いそれぞれ製品化に向けて準備は進めないといけない訳ですし,ソフト会社等との話も進めないといけません.
当然進めていたのでしょう.
そして結果として後戻りできない段階まで進んでしまい,交渉決裂,と言ったところでしょうか.
どちらも「規格は一つが望ましい」と言っている.
確かに望ましい事だろう.
それは事実であると私も思うが,現実問題,それが可能であるかと言うとやはり時間的に無理なんじゃないかと思う.
記事を読んでそんな印象を持った.
まぁ,両者とも「規格は一つが望ましい」という発言は一般論だけでなく,
「うちの規格で一本化されるのが望ましい」という意味合いを多く含んでいるのでしょう.
ITmediaの記事には
このような規格戦争が起きたときに損をするのは消費者だけではない。消費者の買い控えにより機器メーカーも売上低下に苦しむことになりそうだ。映画会社などのコンテンツ制作者も、需要の低下で損をする可能性が高い。
とある.
メーカー側も損かもしれないが,消費者はどちらを選ぶか悩まないといけないし,コンテンツの都合で両方購入せざるを得なくなると出費がかさむ.
最悪なのは後に少数派となる方を選んでしまう事である.
要はVHS対ベータ戦争で言うところのベータ側だ.
やはり規格は1つがいい.
できれば苦労はない話なのだが,こんなごたごたを目のあたりにしていると
Blu-ray Diskだ!HD DVDだ!なんて言ってないで,これらの容量を超えるメディアを作って,DVDから一気にそちらへ移行してしまいたいと思ってしまう.
もっとも,そんなに多くの容量が必要なのかについては難しいところであるが….
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コメント
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