待ち受けフラッシュの自作方法

何度か話した事がありますが,私が使っている携帯はauのtalbyという機種です.
そしてこの機種はフラッシュに対応しており,オリジナルのメニューを作り,使うことができます.
とまぁ,ここまでは以前のtalbyのメニューアイコンのエントリーと同じですね.
以前はフラッシュメニューに付いて話しましたが,対応しているフラッシュはメニューだけではありません.
ゲームや待ち受け画像として利用する事もできます.
今回は待ち受けflashについての話です.

私が使っているtalbyは以下のような仕様になっています.
おそらく中身が同じであるA5507SAやSweetsも同様だと思います.

Flashファイルを待受画面に設定した場合は待受画面に日付と曜日が表示されるが,
JPG,GIF,PNGと言った画像ファイルを待受画面に設定した場合はそれらが表示されない.

Flashファイルの待ち受けには日付表示があるものもありますが,画像は日付表示をする事ができません.
画像を待受画面に設定したときこそ日付などを表示してもらいたい所ですが,実際の仕様はその逆となっている訳です.
そこで思い付いたのが,今ある画像をFlash化して日付が表示されるようにしようというものです.
画像をFlashファイルとして扱えば,日付や曜日が表示されると言う理屈です.
理屈は簡単ですが,Flashなんて誰もが持っているのもではありませんし,
この為に買うと言うのもバカらしいです.
そこで今回は

FlashなしでFlash待受を作ってしまおう

と言う話です.
まず先に作成方法について書きます.
最初に以前メニューアイコンを紹介した時にも登場したRRFというソフトをダウンロード(DL)します.
次にテンプレートとなるFlashファイル,template.swfもDLして下さい.
(右クリック→対象をファイルに保存)
分かりやすいようにRRF.exeとtemplate.swfを同じフォルダにでも入れて置いてください.
これで準備完了です.
RRFを起動したらtemplate.swfをセットし,後は好きな画像と入れ替えて出力すれば完成です.
基本的にやり方はrrfのつかいかたを読めば分かると思います.
ここでも先日紹介したスゴクナイダイズで待ち受けフラッシュを作成するのを例として簡単に説明してみます.
・RRF.exeを起動→[ファイル]>[テンプレートを開く]でtemplate.swfを選択
Image1というのが左の枠に出てくると思います.
これはtemplate.swfの中にある画像リソースが1つだけあると言う事です.
要はこれを取り替えるという作業になる訳です.
・右枠にあるImportを押し,待ち受けにしたい画像を選択
template.swfに入っている画像サイズからも分かるように,この時選択する画像は240×270でないといけません.
実際,240×320(VGA,待受画像のサイズ)でもエラーとなる事はありませんが,
下50ピクセル分が切れた形になります.(下図参照)

好みの画像をImport
入れ替える画像のサイズが大きいと…

下側は表示されません
下側が削られます
携帯で撮ったVGAサイズの写真はFlash待ち受けには大きいので下側がカットされます.
切られる部分が下側で問題ない場合はいいのですが,
上側を除きたい場合や,全体から好みの部分だけを使いたいと言う場合は予めPictBear等で240×270に加工して置きましょう.
画像を選択したら,もう終わりです.
Convertというボタンで色深度や圧縮率の設定を変えられるようですが
良く分からない人はそこは弄らないでも出来上がりはするのでスルーして下さい.
最後に,[ファイル]>[名前を付けて保存]で適当な名前を付けて保存します.
指定した場所にswfファイルが出来上がっていれば成功です.
気になる人はブラウザに放り込んで確認してみましょう.
出来上がったら後はケーブルなり,メールなり,サイトなりを経由して携帯に送るだけです.
メニューアイコンと異なり単なるFlashファイルなのでWeb経由じゃなくても問題ありません.
説明は以上です.
ちなみに画像の待ち受けとFlashの待ち受けを比較するとこんな感じになります.
比較写真
Flash待ち受け(左)と画像待ち受け(右)

私は日付が表示されるし,アンテナや各種設定の欄に絵が入り込まないので,これはこれですっきりしてよいと思いますが,
既存の画像ファイルをそのままの大きさで利用したいと言う人は日付表示を諦める事になりそうです.
今の画像で日付表示を可能にする方法として話してきましたが,まったくそのとおりに利用する事はできず,
実際は若干の画像の切り取りかやっぱり日付表示を諦めるかのどちらかを迫られる形になります.
長々と書いてきましたが,一体どれほど需要があるのでしょうか.
もし役に立ったと言う方がいらっしゃいましたらコメントなど残していただけると書いた甲斐があったと思えるので嬉しいです.

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