長いURLを短くするサービスがあります.
もっとも分かりやすい使用例が地図サイトを誰かに伝えるときだと思うのですが,
非常に長いURLをメールで送る際にURLの途中で改行されてリンクが正しく機能しないときがあります.
特に携帯電話へメールではURLが改行されると厄介だったりします.
こんなときにURLを短くして相手先に送れば途中で改行されてリンク先に飛べないと言った事態にならずに済みます.
今回はそんなURLを短くするサービスの紹介です.
ちなみにどこも無料で利用できます.
同様のサービスを行っているサイトがいくつかあり,それぞれ特徴があったりします.
比較としてそれぞれのサービスでリーバイスストア池袋店の地図を示すURLを圧縮してみます.
圧縮前のURLはこれです.
http://maps.google.co.jp/maps?q=%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2+%E6%B1%A0%E8%A2%8B%E5%BA%97&sll=35.723919,139.714858&spn=0.008043,0.014636&sspn=0.004233,0.007703&num=1&start=0&hl=ja
長いですね.
どれくらい短くなるのでしょうか.
・QRL.jp
「URL 圧縮」なんて調べると多くがこのサイトに繋がっていたりするのでたぶん一番有名なんじゃないかと思います.
圧縮後のURLはこんな感じです.
http://qrl.jp/?207405
圧縮率の表示もでます.ちなみに今回は9.5%.
ワンボタンでQRコードの作成もできます.
ツールも提供しています.
圧縮後のURLは http://qrl.jp/?数字 となっているようで,有名所故か”数字”の桁数が大きくなってしまっているのがちょっと気になります.
しかし十分に短いと言えるURLです.
・TinyURL
海外のサイトですが圧縮したいURLを入れてボタンを押すだけなので問題なく使えるかと思います.
圧縮後のURLはこんな感じです.
http://tinyurl.com/dyr7a
サイトに貼り付けるこんなツールを提供しています.
また,ツールバーに入れて1クリックで圧縮する事ができるリンクなどが用意されているようです.(英語なのでよく分かりませんが)
圧縮後のURLは http://tinyurl.com/英数字 となっているようで,アルファベットも含まれているため桁数は抑えられています.
・SnipURL
snipとはこんな意味だそうです.
圧縮後のURLはこんな感じです.
http://snipurl.com/hevx
圧縮率が表示されます.今回は10%.
特徴はdeep snippingという機能.
圧縮後のURLを利用して更に深いディレクトリにもアクセスできるという機能です.
例を示すと思慮gトップのURL,http://shiryog.xvs.jp/をsnipしたhttp://snipurl.com/shiryog(文字数的に長くなってますが)を利用して,
http://shiryog.xvs.jp/archives/2005/07/12_0230.phpへアクセスする際に
http://snipurl.com/shiryog/archives/2005/07/12_0230.phpと入れても有効だと言う事です.
つまり圧縮後のURLを一般のURLと同様に扱う事ができると言う訳です.
もう一つはニックネーム機能.
これを利用すると圧縮後も意味のあるURLにする事ができます.
基本的にSnipURLは http://snipurl.com/文字列 ですが,この”文字列”を既に使用されていない場合に限り任意に決めることができるんです.
圧縮性は劣るかもしれませんが覚えやすさは高まるでしょう.
更にURL圧縮に伴うランダムな文字列を第三者から推測される事を防ぐプライベート機能,
URL圧縮の際にキーコードを設定しておく事により,キーコードを含んだ文字列でないとリンク先を開く事ができません.
これも圧縮性は劣るかもしれませんが,メーラーが勝手に改行を行わないような長さには十分短いので,
家の地図などを相手に伝えたい場合などには重宝しそうです.
SnipURLもブラウザに登録して,1クリックでURL圧縮する事ができるツールがあります.
分かりやすい導入方法の説明もあるので参考にしてみて下さい.
前述のように圧縮後のURLは http://snipurl.com/文字列 となっています.
あまり有名でないのか,”文字列”が4文字で済んでいます.
・Z.la(β)
まず基準となるURLが短いです.短すぎです.
これより短いドメインは現在のところできないんじゃないでしょうか.
圧縮後のURLはこんな感じです.
http://z.la/gkxte
特徴はなんと言ってもそのURLの短さですかね.
圧縮後のURLは http://z.la/文字列 となっており,
現在”文字列”が5文字ですが,基準のURLの短さの影響が大きいです.
1クリックで圧縮できるツールを提供しています.
URL転送時にクッションを入れるかどうかの設定をする事ができます.
β版なのでサービス停止の可能性があるとの事ですが,一時使用がほとんどだと思うので問題ないでしょう.
・ttu.cc
機能のみが置かれたさっぱりとしたサイトです.
圧縮後のURLはこんな感じです.
http://ttu.cc/?319
有名でないのか,圧縮後のURLが http://ttu.cc/?数字 と”数字”のみの使用にも関わらず3桁で収まっています.
これは覚えやすそうです.
と,こんな感じに5つのURL圧縮サービスを紹介してきました.
圧縮後のURLの短さで比較すると今回はZ.la,ttu.cc,QRL.jp,SnipURL,TinyURLの順になりました.
どれが一番というよりも用途に応じて短さ,機能などの特徴を見て使い分けて行くのがいいのかもしれません.
詳しい使い方などはリンク先のサイトで確認してください.
どれも無料ですが,サービスによって利用範囲が異なっていたりするので気をつけて下さい.
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