Hotmailの容量が4GBに?!!

 「われわれの強みであるソフトとサービスを組み合わせる」――マイクロソフトは「Windows Live」「MSN」を中心としたネット戦略を加速させる。Windows Liveは、オンラインサービスとソフトをシームレスに利用できるようにし、各サービスのIDを統合して利便性を高める。

Hotmail容量が“Gmailの2倍”に|ITmedia
このようなマイクロソフトの戦略の一環として,
Hotmailの容量を8月にも現在の2倍である4GBにする予定があるそうだ.
4GB…,当然現在の2倍であるという容量増加は驚く所だが,
現在の2GBという容量はGmailの容量に追いつく形となっただけに,
今回の容量倍増はそのGmailの一歩先を行く事になり,
この点も注目に値する.

Gmailは1GBの容量でサービスを開始し,その1年後に2倍の2GBとした.
その際に,メールボックス容量が随時増加するカウンターが設置され,
常にじわじわと容量が増加している.
この機能は,順次メールボックス容量を増やしているという事を示すと共に,
以前行った容量を1GBから2GBを増やすように,
一気に増加する事はないという事を示唆しているとも言える.
となると,Gmailは現在3GBへ近づいているとは言え,4GBまではまだまだ時間が掛かりそうだ.
そこで,Hotmailが8月に4GBへと容量増加を実行すると,Gmailの容量を抜く事となる.
Webメールの大容量化の波を起こしたGmailを抜くという事は驚く事だと思う.
個人的な話をすれば,私はGmailもHotmailも利用しており,
日々送られてくるメールの量を補うのに十分なスピードで増加するGmailの容量には十分満足しており,
HotmailもGmailの様に増加しつづけていた訳ではないが,2GBという容量は十分に事足りる容量であった.
しかしながら,容量が増える事は,よりいっそうファイルサイズやメールの量を気にしないで済む事になるので,
利用者としては本当にありがたい話である.
ところで,一つ気になる話がある.
先日livedoorメールが8月中旬よりGmailのシステムを利用する事を発表した事だ.
livedoorメールにGmail採用 「黒字化へ最後の一押し」|ITmedia
この記事の中で,ライブドア執行役員の田端氏はこのように語っている.

Webメールは、負担の割にはビジネスとしておいしくない。かといって一度始めた以上、その責任は当然、投げ出すことはできない。

一般ユーザーの目から,Webメールがどれほどの収益をもたらすシステムなのかは理解しがたい.
サーバー等への設備投資と,広告収入がどのような関係を持っているか,
少なくとも私にはイメージする事もままならない.
しかし,この話を聞く限り,あまり割りのいい話ではなかったようだ.
おいしくないという表現が,薄利を意味するのか赤字を意味するのか分からないが,
好んでやるほどのものではないビジネスである事は確かのようだ.
この記事を読んでいたのでHotmailの4GBへの容量増加は果たしてどうなのだろうか?
と気になった.
利用者としては素直に憂いしいが,対して儲からないのに4GBへと一気に容量を広げてしまってよいのだろうか?
一度増加させた以上,縮小などという辞退になれば信用を下げる兼ねないので,それはないだろう.
おいしいビジネスでないにも関わらず,容量を2倍に増やすマイクロソフト.
大容量のHotmailを軸にMSNやWindows Liveのユーザーを増やすという広告的要素があるのかもしれない.
単体ではおいしくなくても,総合的に考えた場合,効果が期待できるという事で容量増加に踏み切ったと見るの正しい見方だろうか….
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コメント

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    今日の1枚:2005年の今日、iTunesが日本でサービスイン。
    今日も面倒くさいから、BNSで済まそう・・・と思ったら・・・!
    なんだかとて…

  2. […] 今後の容量について私は以下の様に考える. この容量増加は先日のhotmailの容量増加の影響を多分に受けているのではないかと思う. […]

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