GMail Driveの行く末

前のエントリーでGMail Driveの新バージョンのリリースをを取り上げましたが，
だんだんとバージョンアップの頻度が高くなっている気がします．
今後GMail Driveがどうなっていくのか考えて見ました．

私がGMail Driveを使い始めたのはv1.0.5からなので，
それまでのバージョンアップの頻度がどれほどだったのかはわかりませんが，
ここの所のバージョンアップの頻度が高くなっている気がします．
正確な思慮gで扱った日にちはバージョンアップした日にとずれていないと思われるので，参考までに挙げてみると

となっています．
最近のバージョンは長期間安定していたと思われるv1.0.5の期間と比較すると明らかに短いですし，
微妙ですが，それぞれの安定期間も短くなっています．
Gmailの仕様が変わる度にGMail Driveのバージョンを変えて対応していますが，
私はGmailの仕様変更がGMail Driveを使えなくする為なんじゃないかと思います．
Googleの目論見としては大容量のメールボックスを提供し，そのメールの内容から利用者の興味に合致する広告を提供する事だと思います．
なので，文章主体のメールではなく，添付ファイル主体のメールを大量に扱われる事は喜ばしく思わないのではないでしょうか．
そのうえGMail Driveを使えば見かけ上ローカルでファイルのやり取りができるため，
Webでメールを開く事もありません．
これではGoogleが用意した広告を表示するスペースであるWebメールのインターフェースが利用されず，Googleの目論見は崩れてしまいます．
このような理由から，GoogleとしてはGMail Driveのが利用できなくなるような措置をとっているのではないかと思います．
結果としてはGMail Driveがバージョンアップにより新仕様に対応する事でいたちごっとと言った形になっていますが…．
では，この先GMail Driveはどうなっていくのでしょうか？
これまでの様に互いの仕様変更による，いわゆるいたちごっこといわれる状況が続くのでしょうか？
このまま行けばその可能性もあるかもしれませんが，別の展開もあるかと思います．

和解というとちょっと大げさかもしれませんが，
GoogleがGMail Driveを使えないように仕様変更をし，GMail Driveはそれに対応させるという対立的な関係ではなく，
GMail DriveがGoogleの公認のツールとして認められると言う考えです．
Google側から見たGMail Driveの問題点には点が考えられます．
その問題点と対応は以下のとおり．
・収集できる情報の少なさ
GMail Driveを使っているユーザーはファイルをGmail上へアップします．
メールには添付ファイルのみで本文がないため，ユーザーがどのようなことに興味関心を示しているかが捕らえにくい点です．
しかしファイル名は添付ファイルとなっても残るためこの情報はGoogleへ伝わります．
情報の集約とも言えるメールの本文の情報量を補う事はできないかもしれませんが，
ファイルの名前はユーザーの興味関心がある事柄を端的に示している可能性が高いので，
量は少なくとも質は高いといえるんではないでしょうか．
つまりこの問題に置いては情報量の減少を質でカバーする事で対応できなくはないと思います．
・広告を表示する場所
GoogleとしてGMail Driveが厄介なのは，Webメールの画面を見てもらえない事ではないでしょうか．
つまりユーザーにとって適した広告を選出できた所で，その広告をユーザーに見せる手段を失ってしまう事です．
この点はGMail DriveがGoogleの公認ツールになるにあたって，GMail Drive上に広告を表示することで解決するのではないでしょうか．
つまりこんな感じです．

Google公認GMail Drive(イメージ)
Googleが認める事でお互い仕様変更の攻防はしなくなりますし，Googleとしては広告を出す事ができるので，
希望的観測も含んではいるもののこんな感じになったりするんじゃないかと思ってたりします．
しかしGoogle公認としまうと今以上にネットストレージとして利用する人が増えてしまう事が予想されるので，
相応の広告収入が見込めない限りGoogleとしては嬉しくないですね．
予想があたったら面白いな，と思いつつこのエントリーを書いてみましたが，
GMail Drive，本当にこれからどうなるのでしょうか…．
コメントやTBでリアクションがあると嬉しいです．
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