トラックバックについて

blogにはその特長ともいえるトラックバックという機能がある.
このトラックバックについて思うところがあるのでつらつらと書く事にします.
いつもの事ですが,長いかも.

そもそもトラックバックという機能はモトとなる記事に対して,引用側,触発された側がその旨を伝えるものだと考えてます.
この機能により,モトの記事を書いた人や読んだ人がどこかで引用されているという事を知ることができます.
もしトラックバックを送ってきた人が元の記事の内容に対して反対意見を述べている場合,反対意見を読んでいる人だけでなく,モトの記事を読んでいる人も,逆の意見があることを知ることができるというわけです.
blogのタイトルに思慮gなんて付けて,色々な考えを持とうとしてる私にとってこの機能はもってこいです.
さらにblogはメディアとしての性質も持ってると思うんです.
ネットは新聞を殺すのか-変貌するマスメディア』なんて本もあります.
Amazonのレビューにはこんなことが書かれています.

出版社/著者からの内容紹介
インターネットが急送に普及拡大し、社会のあらゆる領域にさまざまな変革をもたらしている。
ジャーナリズムの世界でも、インターネットが新しいメディアの一つとして注目され、既存のマスメディアにも影響を与えている。日本の「2ちゃんねる」、米国の「ウェブログ」等は、草の根ジャーナリズムの誕生とも言える。
 既存のジャーナリズムを「速報性」「詳細性」において圧倒しつつあるインターネット。若年層ではすでに新聞離れが進み、ネットで情報を得る傾向がどんどん強まっている。いつしかネットのジャーナリズムは既存のメディアを圧倒するのであろうか。紙の新聞はネットに殺されるのであろうか?本書はこの疑問に正面から答えるものである。
内容(「MARC」データベースより)
既存のジャーナリズムを「速報性」「詳細性」において圧倒するインターネット。若年層ではすでに新聞を離れ、ネットで情報を得る傾向が強まっている。新聞はインターネット時代に生きのびることができるのかを考える。

政府が報道を規制するような事態が起きてもボーダレスで繋がったインターネットでの情報の伝播,やり取りは止める事ができません.
新聞やテレビから一切情報が入ってこなくてもインターネットに繋がっていれば現状(それが現実かどうかは分からないが)を知ることができます.
マスコミが変な圧力で何も言わなくなっちゃった時にblogと,それについているトラックバックという機能で簡単にリンクすることで多くの人にその考えを広める事も可能となるわけです.
例えgoogle八分(はてなダイアリー)のような事態になっても,多くのサイトにリンクされていれば問題ないわけですから.
こんな理由から私はトラックバックを非常に歓迎してます.
リンクも勝手にして下さって構いません.
勝手にすると怒る方もいると思いますが,私はリンクはそもそも自由にしていいと思ってます.
ネットに公開した時点でリンクを許可したようなもんだと….
そして,トラックバックに関してもう一つ.
こっちは上の事ほど重要じゃないんですが,トラックバックの使われ方に関して….
トラバ返しお返しトラックバックと言われるものがあります.
トラックバックされた人(A)が,そのお礼としてトラックバックした人(B)に対してトラックバックするものです.
モトの記事を書いた人は,勝手に引用されても分からないその記事がどこで扱われているのかをトラックバックによって知ることができます.
トラックバックした人はそもそも記事中にトラックバック先のリンクがあるわけですから,引用先がトラックバックした時点で相互にリンクはされてるわけです.
そこへトラックバックのお返しをしたらもう訳分かりません.
私も書いてて分からなくなってきました.(笑
要はこうです

Aの記事をBが引用(B→Aへリンク)
BはAにトラックバック(A→Bへのリンクができる)
お返しすると…
AはBにトラックバックのお返し(B→Aへのリンクができる)

Bの記事を読んでいた人は記事中にも,トラックバックにもAのリンクを見るわけです.
訪問者にとっては激しく要りません.
上にも書いたように私はblogをメディアの一つとして位置付けているので,訪問者に見られてナンボと思ってます.
なので訪問者視点で見たとき,トラックバックのお返しってのは要らないと考えるわけです.
そんな訳で,私はお返しでトラックバックはしないというスタンスで行きます.
このエントリーを書くに当たって参考にした,というかblog始める前からここ読んで「そうだよなー」と思ってたんで紹介します.
CROSSBREED クロスブリード![トラックバックについての考察]
トラックバックの分類や相互リンクの名残についてなど興味深い考察がされています.

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