｢耳をすませば｣で町おこし

スタジオジブリの｢耳をすませば｣という作品があります．
実はこの映画の舞台とされている地域があるんです．
そして，なにやらこんな取り組みが行われようとしているようです．

映画の舞台とされた多摩市北部の京王線聖蹟桜ケ丘駅周辺の商店主や多摩大学の学生らが「『耳をすませば』の町おこし」に乗り出した。７月から「モデル地探訪ラリー」や無料上映会などを行う。

町おこし：映画「耳をすませば」１０年でモデル多摩の京王・聖蹟桜ケ丘駅周辺　／東京

私は｢耳をすませば｣の舞台が聖蹟桜ヶ丘周辺にあるという事は以前から知っており，
何度か自転車で行ったことがあります．
行って見れば分かりますが，本当にそっくりです．
劇中に登場するシーンとまったく同じ構図で，民家の屋根の色まで同じなんて所もあります．
5月に行ってきたので，その事を書こう書こうと思っていたのですが，いまだ書いていません．
いずれ書いて紹介したいと思います．
私はこの映画が好きですし，多くの人に興味を持ってもらう事は嬉しい事なのですが，
今回の取り組みに対してちょっと気になる点があります．
記事にある通り，聖蹟桜ヶ丘が｢耳をすませば｣のモデルとなっていることは｢耳をすませば｣好きには知られており，
既に多くの人が訪れたりしています．
しかしこの聖蹟桜ヶ丘という場所は別に観光地ではなく，映画を見て分かるように，一般の住宅地です．
今回の取り組みで更に多くの人が探訪へ行く事になれば中にはマナーを守らず，
騒いだり，ごみを持ち帰らない人なども出てくるのでは？という心配があります．
“町おこし”と言うのだから，地域の活性化などプラスの面もあるのでしょうが，
住民にとってはマイナスの面が出てくるかもしれません．
杞憂で終わればいいのですが，この取り組みに対し住民から不満の声が挙がり，モデル地探訪へ行けなくなってしまわない事を願います．
そうならない為にもこのニュースを見て聖蹟桜ヶ丘へモデル地探訪へ行こうと思った方は，
マナーを守った行動をお願いしたいです．

耳をすませば 本名陽子 高橋一生 露口茂 小林桂樹 ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2002-05-24 by G-Tools

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